富士フィルム、米バイオ医薬品大手バイオジェン社の製造子会社を約990億円で買収

富士フイルム株式会社(東京都港区 / 以下、富士フィルム)は12日、バイオ医薬品の開発・製造受託事業をさらに拡大するため、米バイオ医薬品大手Biogen Inc.(米国マサチューセッツ州 / 以下、バイオジェン社)の製造子会社であるBiogen (Denmark) Manufacturing ApS(デンマーク ヒルロッド市 / 以下、バイオジェン デンマーク マニュファクチャリング社)を買収することを発表した。買収金額は約890百万米ドル(約990億円)。

バイオジェン社は、世界トップレベルのバイオテクノロジーを有する、バイオ医薬品の研究・開発・製造・販売会社。神経疾患や自己免疫疾患、希少疾患を重点領域とし、積極的に新薬開発を行っている。バイオジェン社の子会社であるバイオジェン デンマーク マニュファクチャリング社は、高度なバイオテクノロジーや生産ノウハウをもとに、高品質・高信頼性のバイオ医薬品をグローバルに提供してきた経験と実績を有している。

富士フィルムは今回の買収により、バイオ医薬品の生産能力を大幅に増強するとともに、少量から大量までの幅広い受託ニーズに迅速に応える。また、需要が高まっている抗体医薬品やホルモン製剤、ワクチンから、新たな治療法として注目され市場成長が見込まれる遺伝子治療薬まで、あらゆる種類のバイオ医薬品の開発・製造受託に対応できる強みも活かして、さらなるビジネス拡大を図る。培地の研究・開発・製造・販売を行うFUJIFILM Irvine Scientific Inc.が持つ培地技術・ノウハウをはじめとした富士フィルムグループのリソースも活用し、シナジーを最大化させることで、持続的な事業成長の実現を目指す。