京セラ、ドイツのセラミックメーカーHCSC社を買収

京セラ株式会社(京都府京都市 / 以下、京セラ)は4日、京セラの欧州統括会社であるKYOCERA Fineceramics GmbH(ドイツ)が、欧州を中心にセラミック製品の製造 · 販売を行うH.C. Starck Ceramics GmbH(ドイツ / 以下、HCSC社)の親会社H.C. Starck GmbHからHCSC社を買収することを発表した。2019年春より京セラグループとして事業を開始する予定。

HCSC社は1985年に設立されたセラミック専業メーカーで、大型の高剛性複雑形状物を低コストに製作できる反応焼結SiC部材の製造技術と、AI(人工知能)等を活用した高効率の生産設備を有しており、ドイツのバイエルン州ゼルプに拠点を構えている。

近年、京セラは、日本と米国を中心にファインセラミック部品の増産投資を進める一方で、産業機械用ファインセラミック部品の大きな市場が広がる欧州においては製造拠点を保有しておらず、必要な量の製品を市場にタイムリーに提供するための体制構築が課題となっていた。今回のHCSC社の京セラグループ入りによって、京セラが欧州に製造拠点を確保するとともに、製品ラインアップの拡大、ならびに技術力の強化を実現させることで、ファインセラミック事業のさらなる拡大を目指す。