BlackBerry(カナダ・オンタリオ州)は、サイバーセキュリティの米サイランス社を買収することを発表。買収金額は14億ドル(約1580億円)。
2012年設立のサイランス社は、AIを活用してリアルタイムのサイバー攻撃を阻止するソリューションを提供している。買収後もサイランス社が独立して事業を運営していく。
BlackBerryはビジネスマンから絶大なる人気を誇った携帯電話を製造していたが、iOSやAndroidの急速な普及により市場シェアを失い、16年には端末の自社生産から撤退(ライセンス提供により、別会社がBlackBerry端末の製造を現在も行っている)、現在はソフトウェア事業が中核となっている。
今回のサイランス社の買収により、既存のハードウェアや車載向けのソフトウェアのセキュリティの向上が狙い。