不二精機、精密プレス加工の秋元精機を買収

不二精機株式会社(福岡市博多区 / 以下、不二精機)は12日、精密プレス加工の秋元精機工業株式会社(神奈川県横浜市 / 以下、秋元精機)の株式を取得し、子会社化することを発表した。

不二精機では、祖業である精密金型技術の競争力を生かした精密成形品事業を2001年の上場以降、新規事業として東南アジア市場を中心に展開している。中期方針として精密成形品事業の売上高の約70%を占める自動車(2輪・4輪)関連部品のさらなる受注拡大による経営の安定化を目指している。自動車業界は、「100年に一度」と言われる大変革期にあり、なかでも「CASE」(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化)」への流れは著しいものがある。この大きな流れの中で、自動車各社は様々なユニットや部品の開発に注力されており、電気や電子関連部品の重要度が増している。不二精機では、パワートレイン(エンジン、モーター)に左右されない部品の受注拡大に向けて、従来の樹脂成形品に加え、精密金属部品を金型内にインサートして樹脂成形する「インサート成形品」などの新たな製品開発を進めている。

秋元精機は、1964年の会社設立以来、精密プレス加工用の金型設計・製作と板金プレス部品、インサート成形品、絞り板金プレス部品などの製造の経験を有し、自動車関連業界の顧客を主要取引先としており、自動車関連業界での品質管理レベル・価格・納期に対応し、安定的な受注を確保している。

秋元精機の精密プレス加工に関連する技術・ノウハウと当社グループの技術・海外ネットワークを結合することによって、今後ますます重要度が増すと思われる「インサート成形品」の受注に対する競争力が大幅に高まり、不二精機の中期方針である自動車関連部品を中心とした精密成形品事業の拡大に資するものと考えている。