東海カーボン、炭素黒鉛製品メーカーの独COBEX社を約1000億円で買収

東海カーボン株式会社(東京都港区 / 以下、東海カーボン)は17日、ドイツの炭素黒鉛製品メーカーであるCOBEX HoldCo GmbH(以下、COBEX社)の全株式を取得し、子会社化することを発表した。買収総額は約1,000億円。

COBEX社は、アルミ精錬用のカソード、一貫製鉄所の主要設備である高炉の内貼りに使われるライニング(高炉用ブロック)、金属シリコンなどの精錬に使われる炭素電極の3分野において世界有数の市場シェアを有しており、ポーランドの2工場におけるコスト競争力や、高機能・高品質の黒鉛化カソードや高炉用ブロックの生産に強みを持ち、優良顧客との長期に亘る取引関係をベースに強固な事業基盤を築いている。

東海カーボンは、19年2月に公表した3ヵ年中期経営計画「T-2021」において、今後の業容拡大、収益性向上に資する戦略投資案件を積極的に検討する方針を掲げており、今回の買収により、鉄を凌ぐ成長が期待されるアルミニウム関連事業はじめとする3事業の世界市場に、リーディングプレーヤーとして参入を果たすこととなる。COBEX社を東海カーボンの7番目の事業として取り込むことにより、規模拡大・収益力の向上・安定化のみならず、事業ポートフォリオの多角化や欧州事業の強化を図ることができ、更なる企業価値向上を目指す。