ドイツのエネルギー機器大手シーメンス・エナジーの株価が回復の兆しを見せている。前日終値の73.34ユーロから上昇し、現在は75.30ユーロで取引されている。ここ数日の低調な動きから脱し、今後も上昇基調が継続するか注目される。

この日のドイツ株価指数DAX全体は1.62%上昇しており、その中でシーメンス・エナジーは2.67%の上昇を記録し、指数内で最も上昇率が高い銘柄としてトップに立っている。

現在、同社株の取引量は93万769株に達しており、前の取引日には344万5333株が売買された。取引量としては比較的高水準を維持している。

また、株価は本日75.30ユーロに達し、過去52週間での最高値を更新した。これまでの52週最安値は22.06ユーロであり、そこから大幅な上昇となっている。

シーメンス・エナジーの時価総額は現在573億7000万ユーロとなっており、DAX指数構成の中では2.76%のウエイトを占める。また、従業員数は10万人を超え、ドイツの代表的な株価指数であるDAXでは8位の規模に位置している。

なお、DAX構成銘柄の中で現在最も高い時価総額を誇るのは、企業向けソフトウェア大手SAPで、その市場価値は3106億6000万ユーロに達している。

このように、シーメンス・エナジーは株価回復と共に市場での存在感を強めており、今後の動向に注目が集まっている。